水泳学習の時期になると必ず必要となるのが「しらみの検査」です。
例年、学校の先生が子どもたちの頭髪チェックを行なっていましたが、
新型コロナウイルス感染症の予防対策として、密接を避けるために
各家庭でお子さんの頭髪を調べてもらうことになりました。
頭じらみは感染力強く人から人へ次々にうつっていくので、
子どもたちの間で大流行することがあります。
きちんと髪の毛を洗って清潔にしていても
お友達からうつってしまうなんてこともあります。
見つかったら、早急に駆除しなければなりません。
今はなくても、1ヶ月後にはできていることもあります。
定期的なチェックとともに予防をしていくことが大切です。
頭じらみとは
髪の毛に住みついて、1日に数回頭皮から血を吸います。
血を吸われるとかゆくなります。
髪の毛の根元に1日数個の卵を産み付けます。
卵は10日ほどで幼虫になり、
成虫は2〜3mmほどの大きさで、卵は0.5mmぐらいです。
頭と頭で直接うつるだけでなく、
帽子やタオルなどから間接的にうつる場合もあります。
検査の仕方
髪の毛を少しずつとって、卵がついていないかを見ていきます。
卵は乳白色または透明薄茶色のしずく型です。
髪の毛にしっかりとついていて、簡単には落ちません。
そこがフケとの違いです。
卵は襟足と耳の周りにできやすいので、特に念入りに調べましょう。
しらみの駆除
しらみの駆除には、駆虫薬を使用します。
スミスリンシャンプーなどがあります。
成虫は死にますが、卵には効きません。
2〜3日おいて何回か駆除します。
同時に卵を梳き櫛などで丁寧に取り除きます。
2週間経って卵が見つからなければ駆除完了です。
予防法
髪を短くし、こまめにシャンプーする。
タオル、帽子などを貸し借りしない。
枕、シーツなどは日光でよく干す。
洗濯したらアイロンをかける。(卵は熱に弱い)
爪を短く切る。